中学受験ポータルサイトの「かしこい塾の使い方」が、中学受験の得意科目と苦手科目について意識調査を行いました。 この調査は勉強が得意な子供と苦手な子供に対して行っており、それぞれの特徴が良く表れる結果となりました。
現在の日本の教育では算数が苦手な子供が増えていますが、今回の結果は意外なものになりました。
勉強ができない子供の苦手な教科1位
勉強ができない子供が苦手と感じている教科の1位は、意外にも国語という結果になりました。 算数が苦手な子供の話はよく聞きますが、国語が苦手と感じる子供が以外にも多い傾向にあるようです。 結果を見ると、特に勉強が苦手な子供ほど国語が苦手な傾向がにあるようです。
国語の勉強はあまり重視されませんが、実は中学受験だけではなく受験勉強ではかなり重要になります。 文章をしっかりと理解する論理的思考能力などは、実は国語力がある子供ほど高くなる傾向にあります。 論理的思考と聞くと算数を思う人もいるかもしれませんが、問題を理解するには国語力も必要になります。
算数と国語は別物と思っているかもしれませんが、算数が得意な子供は国語の点数も高い傾向にあります。 算数を暗記で覚えるのではなく、しっかりと数式や公式を使って問題を解ける子供ほど国語力が高いです。 中学受験は暗記だけでは対応できないので、こうした論理的思考が高い子供の方が有利になります。
国語ができると中学受験では有利になる
国語の得点が高いと、中学受験での合格率を上げる一つの大きな要因になります。 中学受験で多いことの一つとして、国語の点数がコンスタントに高得点を取れない子供が多いことがあります。そのため国語の点数次第で、偏差値が一気に下がってしまうケースも少なくありません。
算数の偏差値は大きく変動しないことが多いのですが、国語は偏差値の上下が激しい子供も多いです。 中学受験で国語は必須教科になるので、安定して高い得点ができると合格率を上げることができます。
確立された勉強法がないと思われているため、国語の勉強を軽視している家庭も非常に多いです。ですが国語は全ての教科の基礎となる大事な教科なので、しっかりと勉強することで中学受験に成功することができます。

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国語が苦手になる時期
中学受験で国語が苦手な子供は、小学校の勉強で国語が苦手になっている可能性が高いです。中学受験の問題は小学校よりも難しいですが、小学校の国語の成績がある程度良い子供は、中学受験の国語でも6割~7割の得点ができることも多いです。
中学受験の国語で5割以下の子供は、もともと国語の勉強を全くしていなかったケースが多いです。こうした国語が苦手な子供は、中学受験スタート時はかなり不利になりますが、勉強すれば十分挽回することは可能です。
実は国語はある程度のコツを掴めれば、受験では高得点を取りやすい教科になります。問題の傾向も似通っているので、一度問題の解き方が把握できればコンスタントに高得点が取れるようになります。

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