中学受験に限らず、過去問を解くことは受験の鉄則と言えます。
これは過去問から同じ問題や、類似問題が数多く出題されることが大きな要因になっています。
しかし中学受験に限っては、単純に過去問だけに集中すると失敗する可能性があります。
中学受験は過去問の傾向だけで対策できない
基本的に過去問は、過去5~10年分の問題を解くことが良いと言われています。
かなり昔のものであっても、使われやすい問題があるからでしょう。
しかし中学受験では、過去問だけの対策では不十分になってしまいます。
その大きな理由として、近年の中学受験の問題傾向の違いがあります。
暗記中心の受験から、考えて解く受験に変わっているのが中学受験の特徴です。
そのため過去問の成績がよくても、必ずしも受験に合格できるとは限らないのです。
過去問は全く意味がないのか
では過去問が全く意味がないのかというと、そんなことはありません。
問題傾向が暗記から思考に変わってはいますが、出題される問題範囲は変わらないからです。
基本的に考える問題も、覚えていなければ解けないことが多いです。
そのため過去問を解くときは、まずしっかりと考える癖をつけましょう。
選択問題一つにしても、しっかりと考えて答えを導いてみましょう。
それを意識するだけでも、中学受験の合格率はかなり変わります。
過去問を有効活用するためには
過去問を解く場合、最近の出題傾向を踏まえて解くと効果的です。
そういった意味では、塾や家庭教師を使った方が効率的に中学受験対策ができます。
最近の入試傾向を分析している塾などは、過去問を使った応用問題なども授業に組み込んでいます。
より現代の中学受験に沿っているので、そういった塾などを活用するのが最も効果的です。
冬期講習や夏期講習などの短期間でも、十分ためになる授業を受けられます。
過去問対策に迷っているならば、一度塾にいって現代の中学受験を感じるのが最適な勉強法になります。