偏差値30からの中学受験合格記―泣いて、落ち込んで、最後に笑った母と子の500日のように、偏差値が低くても中学受験に合格できる例はあります。
ですがこの話を鵜呑みにしすぎると、中学受験で失敗する可能性が高くなります。
偏差値30でも合格できたのには、きちんとした戦略があったことを覚えておきましょう。
中学受験の歴史と偏差値
中学受験は昔からありましたが、最近ではかなり昔とは変わったことがあります。
それは年々中学受験の入試問題が変わってきていることと、受験者にも変化が出ていることがあります。
一昔前の中学受験は、お金持ちの家庭が行くという風潮がありました。
そのため一般の家庭には無縁で、偏差値が低くてもお金で入れる学校もあったのです。
ですが最近では中学受験が難しくなり、今までよりも学力が重視されるようになったのです。
そのため偏差値が重要になり、多くの家庭が偏差値を上げようと躍起になっているのです。
偏差値30で合格できる中学受験
偏差値30から受験勉強をして合格するのは、現代の中学受験ではかなり厳しいです。
もちろん不可能ではありませんが、かなりの覚悟をする必要があることを覚えておきましょう。
ただしこれは小学6年から、中学受験の準備を始めた場合になります。
一般的に中学受験の準備開始と言われる、小学4年生なら十分間に合う時間があります。
仮に偏差値が30でも、きちんとした学習スケジュールで勉強すれば難関中学合格も可能でしょう。
中学受験は日程が決まっているので、早く始めれば偏差値を上げる時間があるのです。
偏差値はどの程度上がるのか
塾などに行って、偏差値が30から60になることは意外とあります。
これはもともと潜在能力があり、塾で勉強したことで潜在能力を引き出すことができたからです。
全ての子供がそうなるとは限りませんが、プロの指導を受けて化ける子供も多いです。
基本的に1年勉強すれば、偏差値30から50にすることは可能でしょう。
ですがそれ以上にするには、決して簡単なことではありません。
中学受験で偏差値を上げるのは、それ相応の努力が必要になります。